あおい輝彦さんが、米どころ・越後よしかわで愛しみ育んだ“掌中の珠”
AT-1 いなか娘(大吟醸原酒)720ml 化粧箱入 3,931円(税込)
日本酒通として知られ、“名誉きき酒師酒匠”の称号を持つあおい輝彦さんは、2003年からロハスな農業の郷・よしかわの大賀地区の棚田で、最高級酒米「山田錦」を栽培しています。自ら田植えから稲刈りまでを行い、丹精込めて育てた山田錦をよしかわ杜氏の郷の杜氏とともに手ずから仕込んだのが、“いなか娘”。“派手さを求めない純粋さ”の中に“しっかりした味とキレ”を、というあおいさんの理想を表現して命名されました。
控えめながら存在感のある優しい吟醸香、とろりと滑らかな舌触り、よしかわのブナ天然林から湧き出す雪解け水そのままの清冽な喉越しとまろやかな甘やかさの中に感じる、しっかりとしたお米の旨みや端正に整った五味、たおやかでふくよかな味わいと、その中に見え隠れする艶っぽさ、そして楽しい会話の後のように清々しくふんわりと残る心地よい余韻…。
2003年に初めてよしかわ杜氏の郷で仕込んだお酒“色”から7年。その後さまざまな酒蔵で酒造りを重ねてきたあおいさんの理想に、最も近づいたお酒になりました。“いなか娘”はまさに、あおい輝彦さんが越後よしかわで愛しみ育んだ“掌中の珠”なのです。
■あおいさんが育てた「永田農法栽培山田錦」を100%使用したお酒です。
あおい輝彦さんの圃場があるのはよしかわの「大賀地区」の棚田。あおいさんは、“酒米の最高峰”といわれる山田錦を、その一角にある円形の田圃で、地元篤農家の中村昭一さんとともに栽培しています。“いなか娘”は、ここで栽培された山田錦を使用して、ごく少量のみ醸されました。
大賀地区の棚田は、日の出から日没までしっかりと日光を浴び、海風が吹き上がり、標高が高いために寒暖差が大きく、高品質の山田錦を栽培するのに理想的な圃場です。栽培にあたっては、“スパルタ農法”とも呼ばれる永田農法を採用。通常よりも間隔を広く開けて植えて日光と風が良く当たるようにし、水や肥料を極力与えないことで稲の根の生育を促し、植物本来の生命力を蘇らせて頑強な稲を育てます。このことで糖度が高く、お酒の雑味の原因となるタンパク質や脂質が少ないという、酒造りに最適なお米が得られます。“いなか娘”は、この山田錦のすぐれた特徴を最大限に活かして醸したお酒です。
■あおいさんの“理想”を目指し、こだわりぬいて醸したお酒です。
あおい輝彦さんの理想のお酒を実現すべく、あおいさんと小池善一郎杜氏が智恵と力を合わせて醸したのが“いなか娘”。精米から仕込みの過程のすべてに至るまで、すべてがあおいさんの“理想の酒”を目指した、こだわりの特別仕立てです。
よしかわ杜氏の郷の吟醸酒が40%まで削って造るのに対して、“いなか娘”の精米歩合は48%。米を磨きすぎないことで、よりお米の旨みがしっかり乗ったお酒を目指しました。雑味の原因となるタンパク質が少ない永田農法で栽培した山田錦であればこそ可能な選択です。このことで“充実した旨み”と“雑味のない清冽さ”を両立させることが出来ました。また、キレを重視して純米吟醸仕込ではなく吟醸仕込を、お米の旨みや五味のバランスの微妙さを余さず伝えるために原酒での瓶詰めをと、細部までこだわりぬいて造りました。
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