よしかわの果物
水に恵まれ、コシヒカリで全国的に名高い南魚沼郡と同じ肥沃な土壌を持つよしかわは、昔から米作りが盛ん。そのため長野や山形のような本格的な果実栽培はほとんどおこなわれてきませんでしたが、1日中日を浴びる水はけのよい西向きの斜面や、果樹の病気や害虫を寄せ付けない風、果物の糖度を上げる昼と夜の寒暖差など、美味しい果実ができる条件を備えています。ですから農家が米作りの傍ら自家消費のために少量ですが栽培する果物は実に美味。近年は高品質のいちじくやブルーベリー、ぶどうなどの栽培に本格的に取り組む農家も増えてきています。
無花果の純米料理酒コンポート｜無花果の天ぷら｜無花果のパイ｜柿のシャーベット｜柿の白和え｜ブルーベリージャム

無花果の天ぷら

材料：いちじく（固めのもの）　適量　小麦粉・揚げ油

1.洗って水気をふきとったいちじくを食べやすい大きさに切り、固めに溶いた天ぷらの衣にしっかりくぐらせてから、中温〜高温の油でさっと揚げる。

無花果パイ

材料：いちじく ２コ位　冷凍パイシート１枚　グラニュー糖　少々

1.冷凍パーシートを解凍し、めん棒で一回り大きく伸ばす。膨らまないようにフォークで穴を開ける。オーブンを余熱しておく。
2.まわりのパイを丸めて枠を作り、フォークでスジをつけながら押さえる。焼くと水分が出るのでしっかりと土手を作ってください。
3.いちじくの皮を剥き、食べやすい大きさにカットして、パイシートに並べる。
4.いちじくにグラニュー糖をふり、200℃で20分程度オーブンで焼く。パイの皮がこんがり良い色になればできあがり。良い香りがするので、すぐにぱくつきたいところですが、少し冷ましてからのほうが味が落ち着きます。
※甘さ控えめの上品な味です。甘いのがお好みの方は、仕上げに砂糖をふっても。酒の肴にするなら、砂糖のかわりに粉チーズをふってから焼くと、ピザ風の味に。薄切りの食パンにバターを塗ってから、いちじくを並べて砂糖をふりトーストしても結構美味しいです。

無花果の純米料理酒コンポート

材料：いちじく 4コ位　純米料理酒 400ml

　　　グラニュー糖 100g(お好みで調整してください甘めがおすすめ）

1.鍋に純米料理酒、グラニュー糖、を合わせて一度沸騰させる。
2.洗って水気をふきとったいちじくを1の鍋にそっと入れる。（ひたひたになるように）
3.落としぶた（オーブン用の紙を丸く切って中央に穴をあけたもの）をし、中火にかける。沸騰したら火を止めて、そのまま冷ます。
4.粗熱が取れたら保存容器に移し、冷蔵庫で冷やす。※アルコール分は沸騰することで飛びますがお子さまやアルコールに弱い体質の方はご注意ください。コンポートといえばワインですが、純米料理酒をつかうと、もっとやさしい味になります。

柿のシャーベット

材料：熟してとろとろになった柿（渋抜きの柿も可）

1.崩れないように皮をそっと洗い、ラップをして、冷凍庫で凍らせる。
凍ったら皮を剥いてお好みの大きさに切って召し上がってください。
※どんな柿でも大丈夫ですが、渋抜きの柿は食べ頃からあっという間にとろとろになってしまうので、柔らかい柿の苦手な方は試してみてください。冬に温かい部屋で「柿シャーベット」上品な甘さのデザートになります。

柿の白和え

材料：固めの柿１個　豆腐１／３丁（水切りしておく）

　　　春菊　少々　すりごま少々　塩・砂糖・醤油各適量

1.ごまをすり鉢ですり、水切りした豆腐を加え塩、砂糖少々でなめらかになるまで混ぜる。
2.茹でた春菊を短めに切り、さいの目にカットした柿と合わせて醤油少々をまぶしてから１に加えてさっくり混ぜ合わせる。
※「柿が赤くなると医者が青くなる」といいますが、デザートやおやつだけでなく、ビタミンCたっぷりの柿を酒の肴としても食べてみてください。

ブルーベリジャム

材料：ブルーベリー果実…適量

　　　砂糖…果実の重量の20％〜50％　レモン汁…適量

1.　軽く水洗いした果実と砂糖（砂糖の分量は果実の甘さにもよりますので、最初に全部入れずに、煮詰めながら味見して少しずつ砂糖を加えてもOKです。）を鍋に入れ火にかけます。最初は水気がなくて不安になるかもしれませんが砂糖が溶けて水分がでてきます。
2.　アクを丁寧にすくいながら好みの固さまで煮詰めます。仕上げにレモン汁を加えます。（冷めると少し固くなるのでもう少しかな？というくらいで火をとめて様子をみるのが良いと思います。）

※よしかわのかおり季節のジェラートの「ブルーベリー」は上越地区産ブルーベリー100％使用。ブルーベリーの果実そのままの色と風味がさわやかです。手作りのため数量に限りがありますが、道の駅「よしかわ杜氏の郷」にお越しの際はぜひ味わってみてください。
※ブルーベリーは冷凍しておいてヨーグルトに入れて食べたりいろいろ楽しめますが、手作りジャムもなかなか良いですよ。写真はおやつ用ジャムサンド。