北アフリカ原産といわれるオクラ。最近は夏が旬のスタミナ食材として、日本でもすっかり人気者になっています。オクラといえば、五角形の断面を誰もが思い浮かべると思いますが、この五角形のオクラは実は日本で品種改良されたもの。収量を増やし、また収穫しやすくするために、草丈は1メートル位に、また実も10センチくらいに小型化し、さらに実が五角形になったものなのです。それでは本来のオクラとはどんなものかというと、それがこの「丸オクラ」。断面は丸く、長さは約20センチと普通のオクラの倍あります。オクラの茎も、2メートル前後と巨大。畑に植えられているこのオクラを見ると、そのスケールの大きさに、「アフリカ生まれ」ということを実感します。この丸オクラは、大きいだけがとりえではありません。普通のオクラよりも角がない分柔らかくて筋っぽさは皆無。青臭さやアクもなく旨みや粘りは濃厚。生でおいしく食べられるオクラなのです。
野菜の原産地での育成状態を再現して美味しく育てる「永田農法」が盛んなよしかわでは、10年以上前からオクラの原種を育てています。原種オクラを原産地に近い状態で栽培すれば、角オクラよりもおいしいものが出来るはず、という考えからでした。角オクラよりはるかに育てるのが難しいのですが、この選択は成功し、今ではよしかわでは「オクラ」と言えばこの「丸オクラ」です。普通のオクラのようにお浸しや和え物、サラダや酢の物に使えるほか、生のものを包丁で叩いて手巻き寿司の具にしたり、そのまま塩や醤油を漬けてお酒のお供にと、楽しみ方はたくさん。よしかわの夏ならではの味「丸オクラ」、ぜひお試しください。よしかわの農家自慢の庭先野菜を集めたファーマーズマーケット
「四季菜の郷」でお買い求めいただけます。
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