よしかわ杜氏の郷通信 

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十全なすミョウガは、現在ではハウス栽培が全国的にひろまっており、ほぼ通年食べられるものになっていますが、古墳時代の昔から農家の裏庭などの日陰で栽培されていた日本在来の野菜。よしかわでは、傾斜地や棚田の露地での栽培が盛んです。
ミョウガはもともと山麓部の傾斜地が適地。しかも日陰を好むので、山間部の多いよしかわは、ミョウガにはぴったりの場所なのです。しかも夜と昼の寒暖差が大きいため、糖度が高くて柔らかく、香りも豊かなミョウガができるのです。現在ではそうめんや蕎麦などの薬味として夏の食卓には欠かせないミョウガですが、晩夏から初秋にかけてが本来の旬。この時期よしかわで収穫される露地栽培のミョウガは、ふっくらと充実した肉質で筋っぽさが少なく、野菜本来の旨みや甘みがしっかりとあって、ハウス物とは全く違う味わい。よしかわの人々はこの秋物のミョウガが大好きで、甘酢漬けや味噌漬け、粕漬けなどを大量に作って保存しておきます。漬物にしたときのきれいなピンク色も、旬のミョウガならではです。
※よしかわの農家自慢の庭先野菜を集めたファーマーズマーケット「四季菜の郷」でお買い求めいただけます。スーパーのミョウガと違って大きさは大小色々混ざっていますが、路地ものなので大きさに関係なく香りが良く柔らかです。そうめんや蕎麦などの薬味として、天ぷらやお味噌汁の具に、お漬け物にと旬の茗荷を味わいつくしてください。茗荷を使ったおかずはそのまま日本酒の肴にぴったりです。
みょうがの甘酢漬けみょうがの味噌漬けみょうがのきんぴら

茗荷の甘酢漬けみょうがの甘酢漬け・・・・・・・
材料:みょうが10本位
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   甘酢(酢 1/2カップ  水1/2カップ 砂糖50g 塩ひとつまみ)
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1.みょうがは大きいものは半分に切り、きれいに洗い、水気を拭き取っておく。
2.甘酢の材料をすべて鍋に入れ沸騰させる。
3.沸騰したところに1のみょうがを入れ再沸騰(30秒程度)したらすぐに火を止める。
4.清潔な容器に移して冷ます。30分位すると、きれいなピンク色に染まります。冷蔵庫で保存してください。
※甘酢の味はお好みで調整してください。漬け汁で酢飯をつくり、甘酢漬けを細かく刻んだものと、白ごまなどを乗せて、シンプルなちらし寿司にしても美味しいです。お酒の後のシメご飯としてお薦めです。

みょうがの味噌漬けみょうがの味噌漬け・・・・・・・
材料:みょうが適量 みょうがと同量程度の味噌
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1.みょうがはきれいに洗い、痛んだ部分を取り除き水気を拭き取っておく。
2.沸騰したお湯に1のみょうがを入れ1分程度茹で、冷ます。
4.密閉できる袋などに味噌を入れ、水気を拭き取った2のみょうがを入れよく混ぜ合わせる。空気を抜いて冷蔵庫で保存してください。大きさにもよりますが、翌日から食べられます。
隠れ味噌※細かく刻んでそのまま日本酒の肴に。また温かいご飯に乗せて食べると食欲倍増です「秋みょうが」でつくって新米で召し上がってみてください。※漬けた味噌はそのままお味噌汁や味噌炒めなどに使えます。味噌の味がそのままみょうがに入りますので、ぜひ美味しいお味噌を使ってつけてください。→隠れ味噌:脂肪の少ないよしかわの青大豆で造った味噌。青大豆と、よしかわ産の「五百万石」でつくった米麹、フランス・ノアムーティエ産の天日塩だけでつくった味噌です。青大豆と米麹の豊かで深みのある香りと味わいが、天日塩できりっと引き立つ無添加の味噌です。

茗荷のきんぴらみょうがのきんぴら・・・・・・・
材料:みょうが10本位 
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   かつお節 ごま ごま油 めんつゆ 各適量
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1.みょうがはきれいに洗い、さっと茹であげ、水気を拭き取ってから乱切りにする。
2.フライパンにごま油をひき、みょうがを炒める。
3.かつおぶし、ごまを和えた後、麺つゆで味を整える。
※仕上げに酢をひと垂らしすると、さっぱりします。また、砂糖少々を入れて甘しょっぱく佃煮風にすると、お茶漬けに良いです。旬の秋茗荷が安くふんだんに手に入る季節の常備菜としてどうぞ。

 

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