NHK BSプレミアムの番組「にっぽん縦断こころ旅」にて、よしかわの風景が放映されました!
誰の心の中にもある大切な場所、“こころの風景”を求めて、俳優の火野正平さんが自転車での旅を続ける番組「日本縦断こころ旅」。NHK BSプレミアムで放送されています。
視聴者から寄せられる“こころの風景”の手紙に記された大切な場所を訪れる、地元の人々とふれあいながらの旅は、16日かけて、京都→福井→石川→富山と北上、5週目の5月9日放送分からはいよいよ新潟の縦断が始まります。
「こころ旅」新潟編のスタートにあたる9日、私たちよしかわ杜氏の郷がある上越市吉川区の風景の映像と、よしかわの暮らしの原点であり、象徴でもある「尾神岳」への思いを綴ったよしかわ杜氏の郷の山本からの手紙が、番組内で紹介されました。紹介いただいた写真は3点。
片田地区の平地の圃場からの尾神岳。
日没後、闇に沈み込む直前、夕日を浴びて輝くようなその輪郭を現した姿が、田植え直前に水を張った水田に、鏡に映したようにくっきりと映えています。
尾神岳頂上付近のブナ原生林。
独特の灰色の幹は風雪に耐えた風格を感じます。新緑をまとった姿は、生命力に満ち満ちています。
大賀地区の田植え直前の棚田。
眼下にはよしかわのいくつかの集落が。その向こうには日本海が見えます。
ご紹介いただいた手紙は、下記の内容。駒村多恵さんのしっとり落ち着いた声で読み上げていただきました。
尾神岳、757メートル。
このふるさとの山は、南西方向に斜面を持ち、
棚田を有し、日本海を望む、台形の形をした、穏やかな山。
頂上では約100ヘクタールの「ブナ原生林」が自生しており、
それらが作り出す水が水田に注ぎ込み、
人間の飲み水から作物栽培の水までもまかなう、
宝の山です。
日本海から吹き上げる風の町、よしかわの財産。
数々の自慢ができる、自然体の尾神岳です。
尾神岳は山の中腹に鍋状の岩盤があり、雪解け水がブナ林で濾過されてその岩盤に蓄えられ、それが湧水となって一年中私たちを潤してくれます。
その水は百名水に数えられるほどの美味しさの軟水。滑らかで柔らか、そして甘い湧水は、昔から枯れることなく、よしかわでは人も米も野菜もすべてこの水で養われています。よしかわのお米の豊かな稔りは、また、尾神岳の水のおかげです。
江戸時代に余剰が出るほどのお米があったからこそ、酒造りの技術も発達し、日本中に「よしかわ杜氏」の名を馳せることが出来ました。
もちろん私たちよしかわ杜氏の郷のお酒は、尾神岳の湧水で育ったお米を使い、仕込み水は尾神岳の水。尾神岳があってこその、よしかわならではの味なのです。
尾神岳は私たちの暮らしを支えてくれる、私たちの原点。私たちの心は、いつも尾神岳とともにあります。
私たちのお酒を気に入ってくださる皆様、ご興味をお持ちの皆様、よしかわをご訪問の際には、ぜひ尾神岳と「ブナ原生林の湧水」をご体験ください。
<こころ旅>の放送は…
あさ 7:45−7:55 (朝版) 毎週 月〜金
11:30−11:40 (再) 毎週 月〜金
よる 19:00−19:29 毎週 火〜金
★「にっぽん縦断こころ旅」のホームページは
→https://www.nhk.or.jp/kokorotabi/index2.html
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