「純米梅酒」の漬け込みを行いました。
毎年発売直後に完売してしまう、人気商品「純米梅酒」。べたつかず、さっぱりとして、きりっと引き締まった酸味が好評で、つめたく冷やして食前酒としてお召し上がりになる方が多いようです。今年は7月30日に梅酒の漬け込みを行いました。毎年少しずつ生産量を増やしていますが、来年用は今年の40%増。いつも早い売り切れのためお叱りを受けますが、これで少しは皆様のご要望にかなうようになりそうです。
漬け込みに使うお酒は、山田錦を10%しか削らずに醸した純米酒「有りがたし」の原酒。
梅は上越市名立区産の特別栽培(農薬・殺虫剤の使用を最小限に留めた規格です)の梅。
梅干用の「完熟梅」よりもさらに熟させた梅を用いています。梅の風味も、酸味も甘さも、実が落ちる寸前のこの状態まで待つと最高になるのです。完熟までじっくりと待った梅を、果実に傷がつかないよう丁寧に手摘みし、蔵のスタッフ総がかりで、一個ずつきれいに蔕(へた)を除去してあります。上の写真は付け込み後の梅ですが、完熟梅ならではのきれいな黄色をご覧いただけます。
今年の上越の梅は豊作で糖度も高く、とてもおいしいものになりました。「毎年美味しくなるね」といわれる純米梅酒ですが、今回仕込んだものは特に期待大です。年末の発売を楽しみにお待ちください。
★よしかわ杜氏の郷売店では、現在「天恵楽 純米」で漬けた「純米梅酒」を販売しております。(この商品はなくなり次第終了です) 「天恵楽の純米梅酒」は、少し甘めに仕上げてありますが、梅のさわやかな香りときりっとした酸味はこちらもなかなか。飲み比べをしてみると同じ梅を使用しているのに味の出方が違うのが面白いのですが、「有りがたしの梅酒」が売り切れてしまったのが残念です。純米梅酒は今年のような蒸し暑くてすっきりしない夏に、夏バテ防止におすすめです。
冷やして食前酒で飲むと、体がしゃきっとしますよ。
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