春のよしかわ
例年にない雪のない冬を過ごしたよしかわ。
いつもは山には5月から6月まで雪が残りますが、
今年は尾神岳の山頂付近に白いものが残るばかり。
少し山を分け入れば、そこここに山菜の芽が顔を出し、
すっかり裸になっていたぶなの木にも新芽がふき始めています。
蔵ではすべての新酒を搾り終わったかとおもえば、もう今年の稲の準備に取り掛かっています。
5月半ばの田植えを目指して、4月はじめには苗床を作り始めました。それにしても気になるのは今年の水。
よしかわでは山のぶな自然林に降った雪が溶けた水が岩盤に蓄えられ、
1年を通じて村を潤してくれるのですが、
今年のような雪の少ない冬はほとんど未体験。さすがに水が心配です。
水のあるうちにできるだけ早めに稲の生育を進めていこうかなどと考えているこのごろです。
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