▽10月10日酒造り開始!
道の駅「よしかわ杜氏の郷」で
〈仕込み〉の様子が見学できます!
暑かった夏がすぎ、朝晩めっきりと冷え込む季節になりました。そして「よしかわ杜氏の郷」では、「仕込み」の時期のはじまりです。
伝統的な日本酒造りは、寒い季節に発酵を行う、「寒仕込み」。温度が低い冬は雑菌の繁殖が少ないため、美味しい日本酒ができるのです。また低気温のもとでは発酵に時間がかかるため、じっくりとお米の味を引き出すことができます。3メートルもの積雪がある厳寒の地・よしかわは、おいしいお酒を造るのに最適な土地柄なのです。
これから3月まで、手の感覚がなくなるような冷たい水で米を洗い、熱い蒸気で米を蒸し、40度近くにもなる蒸し暑い麹室で寝ずの番で麹を育て・・・と厳しい毎日が続きます。
仕込みの作業の様子は、「道の駅 よしかわ杜氏の郷」売店から、ガラス越しにですがご覧いただくことができます。お越しの際はぜひ覗いて見てください。 |
写真は「蒸し米」(“むしまい”と読みます)の様子。大きな釜で米を蒸します。蒸し方次第で麹の育ち方が違うようになり、味にも影響しますから、経験を要する難しい工程です。
蒸された米。米はこのあと広げて冷まされ(放冷)、麹室へ。米は種麹を振り掛けられ、床もみ→切り替えし→盛り→仲仕事→仕舞仕事と、麹菌の育ち具合をチェックしながら、丸2日以上絶え間ない世話を受けて、ようやく麹米になります。
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