今年9回目を迎えた「越後よしかわ酒まつり」、昨年は大雨にたたられた「酒まつり」でしたが、
今年は地元よしかわの皆さんや参加者、スタッフの願いが天に聞き届けられ、
初秋らしく爽やかな気候のもと、開催されました。
新潟各地や長野方面、遠く東京や千葉・神奈川等からもご来場いただき、大盛況のイベントとなりました。
よしかわの美味しい農産物やお酒、そしてよしかわの暖かい人と豊かな風土を、
あらためて確認し、また遠方の方々にも充分ご理解いただけたことと思います。
ご来場頂いた皆様、関係者の皆様、地元の皆様、まことに有難うございました。
よしかわの農家が育てた庭先野菜を販売する「四季彩の郷」は、開場前から長蛇の列。
お店の中では「美味しそう!」「安い!」「こんな野菜初めて見た!」
「同じ枝豆なのに何でこんなたくさん種類があるの?」といった声が聞かれました。
多品種少量生産の庭先野菜だからこそのバリエーションの豊富さなのです。
スーパーなどでは見られない野菜もたくさんあります。
毎日大賑わいの「四季彩の郷」、この日は普段の何倍もの野菜を用意しましたが、昼前には殆ど完売。
ご自宅で「美味しいね」と食べてくださる姿を想像すると、顔がほころんでしまいます。
ステージ前では、地元の皆さんのグループによる「よさこいソーラン」「太鼓」などのイベントが。
次から次へと登場する老若男女入り混じっての迫力あるパフォーマンスに、
お客様の目も釘付けです。
テントの露店では焼きそばやおにぎり、アイスクリーム、牛の串焼き、カレー、
たこ焼きなどのお祭りメニューのほか、お米やブルーベリージャム、野菜類や、
木工品や刃物や鍋など地元や地域の特産品が販売されました。
皆地元のグループによる出店です。
よしかわ杜氏の郷もテントで出店。皆さんによしかわのお酒を試飲していただきました。
大吟醸・吟醸・純米の三種を飲み比べていただける、有料の「飲み比べセット」も大人気。
当日だけの限定商品「よしかわ杜氏の郷 大辛口 まつり樽酒」、
「天恵楽純米 和醸良酒」もお蔭さまで完売しました。
「道の駅 よしかわ杜氏の郷」では、ジェラートに人気集中。
お子様からお年寄りまで、一日中お並びになるお客様の列が絶えませんでした。
季節限定ジェラートの「栗」「かぼちゃ」は早々に売り切れてしまい、
楽しみにされていた皆様にはご迷惑をお掛けしてしまいました。
「ゆったりの郷」では、「全国銘酒きき酒会」「きき酒・きき水コンテスト」を開催。
「きき酒会」開場には北海道から九州まで全国から207種の銘酒が並び、
たくさんの熱心な日本酒ファンが真剣にお酒の味見をされていました。
中には「きき酒会」のためにわざわざ神奈川から駆けつけたお客様も。
「杜氏さんに聞いてみようコーナー」に来ていただいた杜氏さん達もひっぱりだこ。
お客様からの難しい質問に誠実に答えておられました。
また、同会場で併催された「きき酒コンテスト」「きき水コンテスト」には、
それぞれ県内外の50人のお客様がトライ。
他県からの方やお子様も入賞、表彰状と賞金を手にされましたが、
「きき酒」の優勝者は柿崎区からのお客様、「きき水」の優勝者は地元吉川区のお客様と、
地元の面目をほどこしました。
特設ステージでは新潟一の杜氏輩出地・地元頸城の杜氏さんたちが
「頸城酒造り唄」を披露。
「潰し」「もと造り」など、酒造りの工程ごとに異なる酒造り唄を次々に紹介頂きました。
夜昼の別なく、また、あかぎれやヒョウソウなどはあたりまえという過酷な酒造りの
労働の中から生まれた唄は哀感に満ち、にぎやかな会場は、ひとときの間しんみりした空気に包まれました。
ステージにはこのほかにも地元よしかわ出身の歌手・「三島みどり」さんや、
テレビでも人気の「ビューティこくぶ」さんも登場、
素晴らしい歌声とパフォーマンスで場内をすっかり魅了しつくしました。
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